退院基準、療養解除基準、いわゆる後遺症

更新:2021年10月9日

【退院基準・宿泊療養解除基準】

症状がある人(軽症~中等症Ⅱ)

① 発症日から10日が経過(症状の出た翌日を1として10日目)していること。かつ、薬を使用せず熱がでなくなり呼吸器症状が改善傾向にある状態で72時間経過している場合。

② 症状軽快して24時間経過した後に、PCRやその他の核酸増幅法、抗原定量検査で24時間以上の間隔をあけ、2回の連続陰性が確認される場合。

無症状の人

① 陽性となった検体採取の日から10日間経過している場合。

② 検体採取から6日間経過して、PCRやそのほかの核酸増幅法、抗原定量検査で24時間以上の間隔をあけ、2回の連続陰性が確認される場合。

重症、人工呼吸器等の治療が必要だった人

① 発症日から15日間経過し、かつ、症状軽快後72時間経過した場合。ただし、発症日から20日間経過までは退院後も適切な感染予防策が必要。

② 発症日から20日間経過以前に症状軽快した場合に、PCRやその他の核酸増幅法、抗原定量検査で24時間以上の間隔をあけ、2回の連続陰性が確認される場合。

新型コロナウイルス感染症診療の手引き(第5.3版)より

退院後の生活

今までと同じように、感染拡大防止に気を付けつつ、生活やお仕事をされてください。

退院・療養解除後の新型コロナウイルス感染症患者だった人からは、感染が広がることはありません。

軽症〜中等症の人は発症10日後には感染性はなくなり、人にうつすことはありません。

重症だった人も、発症後15日、最長でも発症20日後には感染性はなくなります。

ですから、一般の生活や仕事に復帰するのに、PCRでウイルス遺伝子やまたは残骸の有無を確認する必要はありません。

【Long COVID~いわゆる後遺症

 新型コロナに感染した人のうち、回復した後も数週〜数ヶ月間様々な症状が続く方がいます。

新型コロナウイルス感染症に限らず、今までに分かっているウイルス感染症でも、同様のことは起きていました。

明確な定義はなく、どのくらい続くのか、発生しているのかがわかっていません。

Long COVID~いわゆる後遺症は、4つの病態が複合的に絡み合った(オーバーラップした)病態と考えられています。

① 肺、心臓への恒久的障害

② 集中治療後症候群(post intensive care syndrome:PICS)

③ ウイルス後疲労症候群(post-viral fatigue syndrome)

④ 持続する新型コロナウイルス感染症の症状

頻度の高い症状は、倦怠感、呼吸困難、胸部不快感、咳、嗅覚障害、脱毛(はげ)などがあります。